2014年02月

以前フロントブレーキディスクを新品に交換した際、6本のボルトの内一箇所をナメかけていました。
「ヌルッ」と行く寸前の「ヌ・・・」か「n・・・」という辺りです。
ディスクの固定は問題なかったのでそのまま使用していましたが、せっかくなのでリコイルでねじ山の修理&補強をしました。

イメージ 1
リコイルキットを持っているから気楽に修理しようと思えるのですが。
このキットはM5、M6、M8、M10、M12までの並目に対応しているので、バイク修理ならこれだけでほぼ対応可能です。
イメージ 2
今回使用したスプリュー。
キット付属のスプリューは1DNS~1.5DNSと短めなので、長い2DNSのものを購入。
M6の1DNSだと長さは6mm、2DNSだと12mmになります。
今回修理するブレーキディスク取付部は13mm程度の厚みで、座繰があるのでネジ部は12mm程度。
ちょうどいい長さです。

イメージ 3
とりあえず元のねじ山を削り落として
イメージ 4
付属のタップでネジきり。
イメージ 5
スプリューをねじ込んでタングを折って一箇所終了。
注意点はドリルで穴を開ける時にセンターがずれないようにすることと、ドリルやタップが曲がらないようにすることくらいです。

そのまま残りの5箇所も加工して修理完了です。
一応ブレーキディスクを当ててみて位置がずれていないか確認したり、汎用のM6ボルトを通してみてしっかりとスプリューがはまっているか確かめたり。
取り付けボルトはワイヤリング用の穴かけ加工に失敗して部品の入荷待ちなので、しばらくこのまま放置になります。






やっとホイール回りの作業に入りました。
とりあえず古いタイヤを取り外しというところで・・・・・・
イメージ 1
純正のビートストッパーがねじ切れました。
ネジが固着していたようですが、それにしても弱すぎるような・・・・
よく確認せずに処分しましたがアルミネジだったりするんでしょうかね。
赤錆でてますけど。

イメージ 2
とりあえずその辺に転がっていたネジをベルトサンダーとディスクグラインダーで加工
イメージ 3
防水用にゴム系接着剤を塗ってからビートストッパーの取り付け穴にネジ止め。
ネジロックも使用しています。
新品のビートストッパーを付けないのは、重量バランスが崩れるデメリットのほうが大きくなりそうなためです。
低圧にしてオフ走行する予定はないので。

リムの内側が若干腐食していたのでCRC5-5-6とサンドペーパーで除去。
スポークもサビが酷い部分だけ磨きました。
中性洗剤で洗って乾かしてからささっと塗装。
イメージ 4
使ったのはシャーシコートの黒です。
腐食防止になれば良いので正直雑な塗装かなぁ。

数日乾燥させてから、リム内側のスポークネジを長期防錆スプレーでコーティング.
その後はリムテープを交換してからタイヤを取り付け。
リムガードとスプーン型のタイヤレバー二本だけで楽につきました。
以前KDX250SRに乗っていた時はレバー型の安いタイヤレバーを使っていましたが、その時はチューブを噛みこんで結局バイク屋に交換してもらいました。
スプーン型なら奥まで差し込まないように気をつければ大丈夫ですね。

タイヤのバルブマークをだいたい合わせてからエアを入れていきます。
一応、チューブのよれがとれるように2~3回空気を入れては抜いてを繰り返します。
その後はビートが出るまでエアを入れてから適正圧まで調整して完了。
イメージ 5
黒いホイールのほうが好みですな。
古いチューブのバルブ根本が錆びていたので、バルブのロックナットの下にOリングを挟むなりして防水しておかないとですね。
あとはフロントブレーキディスクを固定するボルト穴をヘリサート加工する必要があるので、長さのあうスプリューを注文。
以前ディスクを交換した際にねじ山が傷んだ気がするので、大事な場所なのでしっかり修理しなければ。


イメージ 6
米軍放出品のナイトビジョン用ケースを購入。
30x30x15程度の大きさで、容量はだいたい片側12Lくらい。
GIVIやワイズギア純正のパニアケースの5~6割ですかね。
キャリアを自作してサイドケースにする予定です。






ババナショックスにオーバーホール依頼していたリアサスが帰ってきました。
イメージ 1
セロー225(4JG1)のリザーブタンク付純正サス、ロッド錆あり、バンプラバー欠損という条件でOH依頼して

工賃¥16800 オイルシール含む
¥10500 再メッキ
¥ 1050 バンプラバー取り付け
概算¥28350

というのが事前の見積もり金額。
ところが今回は裏ワザ使ってなんと総額24000円なり。往路の送料は別ですが。
ババナのステッカーはリザーブタンクに貼り付けてあって、これはこれで良い感じに。

イメージ 2
外観も綺麗になって良い感じですなぁ。
リアサスが付いたのでエアクリBOXやチェーンを取り付けて仮締め。
リザーブタンクをもとの取り回しで固定して完了です。

次に、純正ハンドルガードを社外品に変えるのでフロントブレーキレバーの固定ボルトを交換。
イメージ 3

一番左が純正のボルトです。
ハンドルガードを上下に挟むので非常に長く、そのままだと見た目が悪いです。
右側は適当なNISSINNマスターから取り外したボルトですが、こちらも8mmの太い部分が長くて頭が出ます。
真ん中は今回作成したボルトで、外径8mm、内径4mmのスペーサーを加工してM6のキャップボルトにつけています。
加工はまず内径を5.5mmに拡大し、半分までをさらに6mmに拡大、その後5,5mmの部分にM6のタップをたててあります。
ねじ山がかんでいるのでガタつかないので良い感じです。
キャップボルトなので見た目も目立たず。

あとはタイヤ交換をしてホイールとブレーキを取り付ければほぼ完成ですね。
だいぶ形になってきました。

サービスマニュアル通りに組んだはずなのに微妙にハーネスの収まりが悪いですが、だいたい位置合わせができたので組み立て始めました。

イメージ 1
フロント周りを組んでみました。
コネクタ類にはカーボングリスを爪楊枝で塗りつけて接触不良を防止。

フォークアウターチューブやステム、トップブリッジを黒く塗ったので落ち着いた感じになったかな。
フォークブーツとハンドルガードも黒なので黒すぎた感もありますが・・・・
カウル類は白青なので、完全に組み終わったらまた印象もかわるでしょうね。

この後は前後ホイールのスポークをサビ取り&塗装、タイヤ交換などなど。
サイドケースをつけるつもりなので、自作用の資材も物色してこようかなぁ。

フレーム塗装塗装時に取り外したブレーキ関係の分解・清掃・再塗装をはじめました。
イメージ 1
リアブレーキキャリパーマウントをウェットブラスト中。
もうサンドペーパーやワイヤーブラシには戻れないですねぇ。

イメージ 2
リアブレーキマスターシリンダーを分解。
ピストンによくわからない固形物が・・・・・・
マトモに動作していたとは思えない状況です。
フルード交換だけでは意味が無いですね。
最低でも分解清掃が必要かと。
今回は部品を用意してあるので、マスター本体を再塗装後に新品部品で組み直し。

イメージ 3
フロントブレーキキャリパーはフォークと一緒に入手したヤフオク品ですが、すべての部品が完全に固着していました。
ピストンはウォーターポンププライヤーで揉みつつ、エアコンプレッサーで加圧。
それでも抜くのに苦労しました。
エアブリーダーボルトは、メガネレンチ→ナメる、バイスグリップ→ナメる、エキストラクター→折れる、ときたので、錆びて交換予定の6角キャップボルトを溶接。
キャリパー本体に熱を入れたくなかったのですが、塗装が無事だったので最低限で済んだようです。
スパッタで汚れましたが再塗装の下地処理のためにブラストするから問題なし。


予想以上にひどい状態でしたが、完全分解・洗浄して新品部品で組み直すので新車同様の性能にはなるかと。
ブレーキホースもリアは純正、フロントはグッドリッジのステンメッシュに交換ですし、フロントマスターはセロー250用のヤマハ純正を買ってあるのである意味新車以上の性能になるかなぁ。

↑このページのトップヘ